農業現場便り(ブログ)
9.32021
カルシウム part2
こんにちは!
今朝は朝から雨がパラパラと降っていたと思ったら、午後から一気にゲリラ豪雨が襲ってきました(´;ω;`)
肥料を降ろしてる際に雨に降られると汗なのか雨なのかわからないほどびしょ濡れになります(´;ω;`)
この時期は着替えとタオルを常に持っていますが、本日2回も着替えました(笑)
ところで、ビッグニュースが飛び込んできました!
パラリンピック自転車ロードレースで杉浦佳子選手金メダルで2冠達成です!
この杉浦選手、ウチの奥様の小中の同級生なんです!
ウチの奥様の年齢がバレちゃいますが、佳子さん、子供のころから運動神経抜群だったようです。
5年前に趣味でやっていた自転車レースで事故してしまい、記憶障害や麻痺などと障害を負ってしまったのですが、
持ち前の負けん気でパラリンピックを目指し、最年長金メダル獲得、それも2冠ですからね、ウチの奥様も泣きながら
良く復帰出来たと喜んでいました!
地元新聞社から同級生の話を聞きたいと言って、ウチの奥様に取材依頼があったようですが、余計なことは喋らないようにしてもらわないと(笑)
とにかく身内のことのように喜んでいました(笑)
本題ですが、前回のブログの続きになります。
カルシウムは水に溶けてはじめて吸収されるんですが、根から吸収しても移動が遅いので効果が見にくいという
話でした。
トマトなどは水を切らして糖度を上げていきますが、この水を切る段階でカルシウムが吸収されなくなります。
これによりカルシウムの欠乏症が現れ、トマトの尻腐れ症状が出てしまいます。
この尻腐れのシステムを知っている農家さんは積極的にカルシウムの葉面散布をしています。
でも、これをやっていても尻腐れは出ちゃいます!なぜならカルシウムは単体でやってもあまり効果は無いから
なんです(効果は0ではありません)。
実はカルシウムは、微量要素(ミネラル)やアミノ酸と併用しないと効果薄なんです。
特に微量要素ではホウ素、ケイ酸などです。
カルシウムはホウ素とケイ酸と一緒にやらないと意味がないといっても過言ではありません。
ホウ素は細胞内の中央に位置して、筋交いの役目をします。カルシウムは細胞壁、ケイ酸は細胞質内を形成しています。
このホウ素が無いとこの細胞自体の骨組みが脆くなり、当然細胞壁も弱ります。外からの病気の侵入も容易になり、内側からも病気が発生することもあります。
ですので、単にカルシウムを葉面散布するだけでなく、そのカルシウムを如何に効かせることができるかがポイント
なんです!
これを効かせることが常に出来ればこれが病気対策の予防になるので予防薬の散布は不要になりますよね!
(私は予防を農薬でするなんてナンセンスだと思っています。薬はあくまでも対症療法なので)
植物を守るための最低限の農薬は必要かと思いますが、生物の生態系から環境のこと、人体のことを考えると
農薬は害しかないと思っています(これ以上言うと会社から解雇されるかも笑)。
ゆうきの園芸ショップでピキャットカルシウムを購入されている方、あれは先程書いたカルシウムと同時に使いたい
成分がすべて含まれていますので、安心してご使用を続けてください!
弊社の有機栽培キットの中にも含まれています”キドカル”も同様の資材です!
大事なのでもう一度、肥料は如何に効かせるかがポイントです!
今回もだらだらと長文になってしまいましたが、カルシウムについて語ってしまいました(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回のテーマは未定です。
3日連続でブログ投稿出来た!