新聞などメディアで「球春到来」という字が躍る時期です。
野球に限らず、旅行その他イベントに絶好の季節がやってきました。
みなさんはどのような計画を立てていますか。
さて4月号のテーマは「穴掘り調査からわかったこと」です。
今月も最後までお付き合いください。
穴掘り調査からわかったこと
土壌診断結果が同等なのに作物の生育に大きな差が出ている圃場を調査しました。
畑に縦穴を掘りその断面や、深さごとの緻密さを観察した結果、生育の差は「作土(地表30cm程度)より下層の土の硬さの差」にあると判明しました。
下層土の改善は優先して行うべき
下層土が硬く締まっていると作物の生育に様々な悪影響を与えます。
①根の張りが悪くなる(株の太りが劣る。根菜類では収穫部の曲がり、形状異常)
②排水不良、大雨後に湿害を受けやすくなる(根腐れで生育停滞~枯死)
③保水不良、過乾燥時の水切れが早くなる(萎れやすくなり生育停滞~枯死)
上記①~③により、病気の発生率が高まります。(軟腐病などの細菌性病の激発)
当然、収量・品質は向上せず、改善が必要です。具体的な対策としては、
・農機での心土破砕 (サブソイラ、プラソイラ、深耕ロータリー等の活用)
・緑肥での土壌改良 (ソルゴー等のイネ科緑肥、セスバニア等 の活用)
・灌漑設備を伴う高畝栽培(改善ではなく障害回避の手法)等が有力です。
作物特性と圃場の土性にもよりますが、こういった土壌の「物理性」改善は、施肥量やpH矯正などの「化学性」改善よりも先に実行することが大切です。
土改材と緑肥・有機物での改善をご提案します
まず農機による心土破砕をお勧めしますが、長い目で見た場合、緑肥や有機物を使い土壌を少しずつ改善するのが上策です。注意点としては、不良圃場の大半では「化学性」も悪い場合も多く、緑肥の健全生育のための基礎的な土づくりをしておいた方が良いことです。
緑肥・有機物に関連した弊社製品の使用好事例を紹介します。
・「カルエース」「コーラルサンゴ」を自家製堆肥に混ぜ込み、緑肥輪作 (果樹生産者様)
・「バイシリカ」で施肥作業を大幅に省力化 (大規模露地作生産者様)
・「ゼオサット」で緑肥の分解促進と連作障害対策 (若手施設生産者様)
など、土改材を上手に使っておられます。
三要素(NPK)施肥でこれまでは収量を上げてきた生産者様も、異常気象や規模拡大により期待通りの結果が得られないのが現実です。
土改材を上手く使い、土そのものを改善することが益々必要な時代にあると思います。
おすすめ資材
川口肥料今月号はこちら →川口肥料ニュース25.4月号
今回も最後までお付き合いくださりありがとうございます。
ご質問、ご感想等ぜひお寄せください。