農業現場便り(ブログ)

苦土(Mg)の補給には・・・川口肥料ニュース12月号

苦土(Mg)の補給には、パートナーorG&Gで対応を!
弊社取り扱い商品 マグネシウム資材“パートナー”、“G&G”のご案内です。
パートナー:水溶性苦土24% 

G&G   :水溶性苦土19% 水溶性加里3% く溶性マンガン0.1% く溶性ほう素0.05

パートナーは水溶性でありながら苦土の効果が安定して持続しますので、元肥・追肥いずれでも使用できます。
ドイツの鉱床から産出された天然の苦土(Mg)肥料です。硬い結晶構造を持った硫酸と苦土の結合が強く水溶性でありながらゆっくりと溶け出します。
※硫酸による化学合成を行っていない天然鉱物なので有機JAS適合品ともなっております。
G&Gは、パートナーと少し違い、即効性の水溶性苦土(Mg)と水溶性カリ(K)、ミネラル(マンガン・ホウ素等)を含んでおり、元肥や追肥で効果を発揮します。

マグネシウムの特長と効果
・植物体内の葉緑素の構成成分のメインになります。
・炭酸同化作用を良くし、果菜類では糖度、光沢、肉質等品質向上が望めます。
・3要素の肥効を高め、特に火山灰土ではリン酸の吸収を助けます。
・酸度調整材としても効果があり、連作、老朽地での多収穫を目指すのに有効です。
・ケイ酸の肥効を高め、病害虫に対する抵抗力及び耐寒性の向上に役立ちます。

苦土石灰を施用しても苦土欠乏症状!・・・Why?
下葉の黄変が特徴的症状の“苦土欠乏”。対策には苦土の補給が適当です。
ならば苦土石灰施用で対策完了と思いきや、苦土欠乏が出てしまう、不思議・・・
これは①苦土補給が間に合わない
   ②く溶性のため表面追肥では根圏に届きにくい
   ③石灰分との拮抗作用    などが原因と考えられます。
 苦土石灰、特に粒状品は水への苦土溶出量が少なく、作物の必要量を満たせないことがあります。元肥施用で根圏全体へ混和しておけば初期~中期は有効ですが、在圃期間が長い作物や、多くの実をつける作物では肝心な後半(収穫期)の苦土供給が不足します。
 そんな時は水溶性苦土の追肥が対策となるのです。葉面散布資材での苦土補給も一策ですが、ミネラルやケイ酸の同時補給が可能な資材の組み合わせも必要なのかもしれません。
   元肥 パートナー、ケイ酸資材(シリポエース、バイシリカ
   追肥 G&G 
が推奨資材となります。一度お試しください。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。
今月号のメールマガジンは川口肥料ニュース12月号

関連記事

ページ上部へ戻る