近年の生育不良の要因はまさしく ”猛暑・酷暑” です!
この夏も猛暑やゲリラ豪雨が続くと予想されています。
これまで『土づくりで生育不良を軽減する手法』をいくつかご紹介してきました。
①団粒構造の土作り(物理性の改善で根の張れる環境の確保)
②適正pH矯正(化学性の改善で肥料が効きやすい環境の確保)
③窒素肥料のやりすぎ注意(根の痛みや、軟弱生育の回避)
④微量要素・ミネラルの補給(吸収養分を健全に代謝する能力の担保)
⑤ケイ酸の充足施用(イネ科、ウリ科を中心に耐暑、耐候性の向上)
などです。
弊社HPのバックナンバー記事を振り返ってご確認ください。
高温ストレスによる光合成の低下(光合成産物の減少)をミネラルや活性剤で予防しましょう。
1.高温障害の要因
高温障害の要因の一つは呼吸による炭水化物の消費です。
特に夜温が高い場合、昼間光合成で作られた光合成産物(炭水化物)が夜の呼吸で消費されてしまいます。
植物は細胞で呼吸しています。
細胞内のCaの消耗も激しくなり、生育に必要なエネルギー・養分が不足する事態になってしまいます。
また、日照があっても気温が30℃を超える場合や生育適温との気温差が大きいほど光合成量は減少します。

高温時はこの二つの要因が重なりやすいため、生育の停滞や代謝異常を引きおこし、植物の健康状態を損なうのです。
さらに、高温時には植物の蒸散量が増加し水分バランスが乱れたり、地温が上がりすぎて毛細根が焼け死んでしまい、葉の萎れや養分吸収不良などの症状が現れることがあります。
植物は葉から水分を蒸散し、その気化熱を利用し葉温を下げようとします。
水分が不足すれば植物自身が蒸散させないよう気孔を閉じてしまい生長を拒否してしまいます。よって水分管理が重要と考えます。
2.微量要素(ミネラル)施用の有効性
高温障害への対策としては光合成能力を高める(落とさない)ことと、水分バランスを保つこと、毛細根の発育が重要と考えます。
対策として、ヒカリミネラル、 キドカル、ルネサンス が有効となります。
①葉緑素の生成。 光合成能力の向上維持。
②葉肉を厚くし、乾燥・紫外線から守るためのワックス効果
(※光合成でできる炭水化物が葉のワックスになる。)
③毛細根の発根・伸根を促進。水分バランスを整えやすくする。
などの効果があげられます。
以上、いくつかの対策方法を上げましたが、植物の生理と土壌のバランスを整えながらこの厳しい猛暑の夏を乗り切りましょう!

今月の川口肥料ニュースはこちら→川口肥料ニュース26.8月号
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