ワールドカップが始まりました。
グループステージ突破に向けて熱戦が繰り広げられています。
強豪国相手に粘り強く戦う日本チームに目が離せません。

気象庁からエルニーニョ現象発生の報が入っており、その程度は「スーパー級」になる可能性が高いようです。
日本では記録的な猛暑や台風豪雨が懸念されており、備えを万全に整える必要があります。
土づくり・肥培管理の基本を押さえ、作物を守り抜きましょう。
稲の赤枯れにご注意を!
7月号のテーマは稲の赤枯れ症です。
今月も最後までお付き合いください。
さて、ある農家様から「稲が葉先から赤く枯れる」「葉に赤褐色の斑点が出ている」との相談を受けました。
普及員や他産地篤農家様の協力を得て、「赤枯れ症」という生理障害と突き止めました。
お客様の中でも赤枯れ症は問題になっていないでしょうか?

赤枯れとはいったいどんな症状でしょうか?
一般的に下記のように言われています。
発生時期
・分げつ期
原因
・気温の上昇に伴い、施用した元肥が土中の未熟有機物の分解のために消費され、窒素不足となって葉が黄化したときに発生。
・還元状態で形成される有害物質(二価鉄、硫化水素、有機酸)がイネの根を傷めたときに発生。
被害
・葉に赤褐色斑点が多数できる。
対策
・田の中干し(土面に細かい割れ目が現れるまで水を切る)を行い、土中に酸素を供給する。
・溝きり機で排水対策を行う。
では具体的にどのように対処すればよいのでしょうか?
【発生原因】
①栄養不足
・作付け後の生ワラ腐熟に地力窒素が奪われる(腐熟促進不足)
②土壌条件によるミネラル溶出条件
・酸性土壌で鉄吸収過剰・アルカリ土壌で亜鉛欠乏(土づくり不足)
③還元状態での根傷み
・排水不良&未熟有機物でのガスわき(土質と未熟堆肥多投)
・曇天時の藻類繁茂による酸素不足(藻過繁茂の対策不足)
【対策】
①栄養補給・管理
・生ワラ分解で不足した窒素の補給
・小粒ちゃん・ソイサポ・腐食マスターの活用
②土壌改良
・pHの調整(5.5~6.0を目標)
・日減水の改善(3cm/日を目標)
③藻対策
・春先の水溶性栄養制限(秋耕の実施)
・秋起こし時のゼオサット+小粒ちゃん、ソイサポ、腐食マスター投入
土づくりは「肥料」「微生物」両輪で進めよう!
完熟堆肥や有機主体の肥料など、土着の微生物のエサにもなる資材を使っていた頃は土壌の生物性は豊かでした。
肥料に軸足を置いた肥培管理はとても大切ですが、それだけでは不十分です。
水稲の赤枯れ症はその警鐘の一つです。
微生物不足(土が痩せた状態)で起きる障害には、微生物資材の使用をお試しください。
今月号の川口肥料ニュースはこちら→川口肥料ニュース26.7月号
今月も最後までお付き合いくださりありがとうございます。
ご質問、ご感想等ぜひお寄せください。







